銀イオンとは

銀イオンは、銀(Ag)から陽イオン電子(-)に電解することにより、銀イオン(Ag+)となり存在します。原子としてのその大きさは200ピコメートル(1兆分の1m)と小さく、水分子のなかで単独遊離する特徴があり、水中にイオン状態で安定し存在でき、銀イオン水(Ag+)として使用されております。

イオン化された銀は抗菌、防菌、消臭します。低濃度でも強い殺菌効果が認められており、公共浴場での細菌類の感染防止に、肌にやさしく、環境にもやさしい殺菌方法として使用されています。養殖場、農場、リネン工場、加工場内の細菌の抑制、食品の洗浄水としても、除菌としても使用されております。身近なところでは、抗菌、防菌、消臭といわれる。

特性と効果

銀イオンは各種のバクテリアの細胞の中に侵入してバクテリアの細菌遺伝子の分離をブロックし死滅させます。銀イオンの粒子は、バクテリアやウイルス・細菌より小さく空間を浮遊し、バクテリアなどのマイナス(-)荷電にプラス(+)荷電のAg+が付着し繁殖を抑制します。手指の除菌や器具の除菌には、原液を使用して下さい。コールド超音波加湿器に使用する場合は、100倍に水で希釈して使用して下さい

試験菌 菌の簡易説明
大腸菌 腸内細菌 胃腸炎の原因菌
黄色ブドウ球菌 皮膚の常在菌 皮膚感染症の原因菌
O-157 腸管出血性大腸菌
枯草菌 芽胞菌(炭疽菌、納豆菌など)
ロドトルラ お風呂等に発生する赤い模様
メチロバクテリウム 水道水中に存在する貧栄養細菌
緑膿菌 膿(うみ)
サルモネラ菌 肉類の食中毒菌
MRSA 院内感染菌(多剤耐性菌)
コウジカビ 自然界の常在真菌であり、食品を腐敗させる
クロカビ 壁や浴室などのシミ
アオカビ チーズなどの製造に用いられる
ペシロマイセス 一般環境に広く分布、汚染カビ
白癬菌 水虫、たむしの原因菌
項目 銀イオン 二酸化塩素系 アルコール系
消臭
抗菌
ウイルス ×
カビ ×
持続性 ×
安全性
保管性 ×
金属や精密機器 ×
樹脂に対する影響 ×
繊維に対する影響 ×
皮膚に対する影響 × ×
空間除菌 × ×